放射性物質は、空から飛散し、超微粒子は触れるものすべてに付着しますので、呼吸で吸い込んだ場合は肺に沈着してしまいます。
また、土壌を経て野菜などに吸収されるのですが、その品種によって放射能を取り込みやすい食べ物と、取り込みにくい食べ物があります。食材を選ぶときに参考にして、お子様の体内被曝を出来るだけ避ける必要があります。
自分の住居が放射能雲の通路に当る場合には、次のような措置をする必要があります。
まず窓を閉め、隙間を目張りして家屋を気密状態にし、ヨウ素剤を早めに服用する。
放射能雲に巻き込まれているときと、その後しばらくは、屋内でも何枚も重ねた濡れタオルをマスクにして、直接空気を吸わないようにする。
電気が使えれば空気清浄器も有効ですが、集塵機に放射能がたまるので注意が必要です。
ありとあらゆる容器に飲料水を溜めて、保存食をできるだけ多く確保する。そして、放射能雲が到着したあとは井戸水や水道の水を飲まないようにします。
性能の良い浄水器はある程度有効ですが、これも浄水器自体に放射能が蓄積するので要注意です。
放射能雲に巻き込まれている間はね外出は控えましょう。やむを得ないときには雨合羽等で装備して外出する。帰宅の際は衣服を着替え脱いだものは屋外に廃棄しましょう。
雨や雪が降っているときは、特別な注意が必要。
雨や雪は放射能微粒子をため込むため、非常にリスクが高くなる。雨や雪のときは外出しないことです。