ワクチン接種が国民レベルで行われ、治療薬も徐々に出始めているにも拘わらず、次々と変異株が出現するため、まだまだ収束の見込みがつかない環境が続いております。
こうした中、巣ごもりに疲れてきた消費者は、楽しみを求めて新しいコンテンツに注目を始めています。
消費者の気持ちは少しずつレジャーに向き始め、コロナ前とは異なり近場で楽しめるアウトドアレジャーの人気が高まりつつあります。
コロナによって大きな打撃を受けた観光産業においては、アウトドアで楽しめるレジャーの開発や育成に力を入れてきております。
また、自転車や釣り具メーカーは、新規ユーザー層が増えたことで業績を伸ばしております。
3密を避けてアウトドアを楽しめる乗り物としてバイクの人気も高まり、特に中型、大型の高級バイクが売れています。
4輪のキャンピングカーもレンタル・販売ともに需要が急増しており、程度の良い中古車は、すぐに次の買い手が付く「タマ不足」の状態が続いています。
このように、消費者にしてみると、これまで海外旅行や屋内レジャーに費やしてきたお金を、感染リスクが低い野外で家族や友人と楽しめるアウトドア活動に乗り換えようとするのは、自然の成り行きでしょう。