加齢に伴い、脳、心臓、腎臓など体の中の臓器も歳をとっていきます。
脳細胞は歳とともに細胞数やネットワークが減って行きます。
それを予防するために行われるのが、いわゆる「脳トレ」で脳のアンチエイジングともいえます。
血管は歳とともに弾力がなくなり、これが、他の臓器にも影響を及ぼします。
その原因の一つには動脈硬化があります。
高齢者にレントゲン写真やCT、超音波検 査 等 を 行 う と、血管にしばしば動脈硬化の像がみられます。
また、血管弾力が低下すると、収縮期血圧(血圧計に出る高い方の値)が拡張期血圧(低い方の値)に比べて相対的に高くなります。
心臓の拍動に伴い血管では脈を打ちますが、この脈の波は固くなった血管で早く伝わる現象がみられます。
病院では、この原理を利用して血管年齢を推定する検査を行います。
これを動脈硬化の指標として、糖尿病や高血圧の治療を行う場合がありますが、血管年齢が進んだ時期にはすでに後戻りができない場合も多いのです。
腎臓もまた脳と同様に、年齢とともに機能が徐々に低下していきます。
腎臓には血液を濾過して重要なものを体の中に戻し、老廃物を体の外に尿として出すという機能があります。
しかし、加齢とともに腎機能が低下し、70 歳位になると特別自覚症状がなくても、脳卒中や心筋梗塞などの心血管病が増えることが明らかになっております。
管や腎臓のエイジングは病院で検査すれば簡単にわかりますが、身近に家庭でエイジングを評価できるものとして高血圧があります。
腎臓に機能上の変化が起きない限り、高血圧は起き得ません。
したがって、高血圧があるということは、少なくとも腎臓に機能上の変化が起きているということを示しております。
血圧が正常高値にある場合は、腎臓のエイジングが開始している可能性がありますが、それでもまだ、生活習慣の改善等で戻せる例も少なくありません。
体重の管理、塩分や糖分、脂肪分の制限は腎臓の負担を減らし、腎臓のアンチエイジングにつながります。
