空気清浄機の仕組みは、空気を循環させるための「ファン」、ちりやほこりを収集する「プレフィルター」、ほこりを収集する「集じんフィルター」、活性炭によって臭気を吸着させる「脱臭フィルター」などを組み合わせた構成です。
空気清浄機は、その名からして「空気を清浄にする」というイメージを持ちがちですが、これは、正確ではありません。
その一般的な効果としては、フィルターを通すことで空気中に浮遊している埃、花粉、ニオイの元となる物質を集めるというものです。
ニオイを発生させる原因となるペット臭や、ニオイの強い料理を頻繁に行う場合でも、空気清浄機を使うことによって、こうしたニオイを弱くすることができます。
また、空気清浄機には、マイナスイオンを放出する機能を持つ製品もあり、これによって、ウイルスの活動を抑制する効果が期待されます。
ただし、空気清浄機をいくら運転しても、フィルター越しに室内空気をかき混ぜているだけですから、換気効果は全くないため、一酸化炭素や二酸化炭素を薄めることは出来ません。
このため、室内の二酸化炭素量を低減させ、適正な空気環境を作るためには、窓を開けるとか、換気扇を運転して外気を導入する必要があります。