睡眠中、無意識に何度も寝返りを打ったり、場合によっては寝言を言ったりします。また、美肌は睡眠中に作られるというのも有名な話です。
では、睡眠中、身体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
まず、睡眠中は、さまざまな細胞が活発に働きます。特に、疲労回復や肌の再生を促す成長ホルモンが最も活発に分泌されるのが、夜10時~午前2時頃で、皮膚の形成や新陳代謝が盛んに行われます。
よく、寝る子は育つと言われるのは、このような根拠があるのです。そして、時間帯にしっかり睡眠をとることによって、翌日の肌の調子も良くなります。
また、起床から約14時間後には、眠気を促す「メラトニン」が分泌され始め、寝入る頃に最高値に達します。
このメラトニンは、体温調整や他のホルモンの分泌調整を促し、睡眠中の身体機能を回復する働きがあります。
そして、目覚める頃には、体の活動を高めるホルモンである「コルチゾール」が上昇するのです。
その他、睡眠中には、様々な生理的変化があり、しかも、レム睡眠時とノンレム睡眠時には、全く異なる生理状態をみせるのです。睡眠って不思議ですよね。