生命保険と言っても、様々な保険があるように見えますが、実は、3つに分類される生命保険の内容を組み合わせたり、あるいは、特約をつけて形を変たりして勧誘しているにすぎません。
■養老保険
養老保険は、終身保険とは違って保障期間を一定に定めて、満期時に死亡時の保険金が支払われる保険のことです。
一見すると生命保険と老後の蓄えが同時にできるお得な保険に見えますが、日本人の平均寿命が向上したことで、満期後に無保険状態が長期間続く危険性があります。
■定期保険
定期保険は、一定期間の保険期間を決めて、死亡あるいは高度障害状態になった場合に保険金が支払われます。
掛け捨てのため満期金はありませんので、長い目で見れば終身保険の方が安上がりになるケースもあります。
■終身保険
終身保険は、生命保険の中で契約期間の終了がなく、一度加入すれば一生保障され、いつ死亡しても所定の保険金を受け取ることのできる保険のことを言います。
生命保険は以前は定期保険と養老保険だけでしたが、平均寿命が伸びるに従って、定期保険と養老保険のいずれもが老後を迎える前に満了期間が来てしまい、保険状態の空白期間を補うことを目的に終身保険が作り出されたのです。