アスパラギン酸はアスパラの汁から発見されたアミノ酸の一種で、体内で作り出すことが可能です。
アスパラは昔から心臓病、滋養強壮、利尿作用など健康のために食用されてきている野菜ですが、膀胱炎、肝機能改善、高血圧改善などにも効果があるとされております。
アスパラギン酸は他のアミノ酸と同様に、タンパク質を合成する際に使われますが、単独でも体によい作用をもたらすことがわかっています。
尿は体内に発生したアンモニアを排泄する役割がありますが、このアンモニアが排出できなくなると、体内で毒素を発生させます。この毒素は、時に中枢神経にダメージを与えることがあります。
アスパラギン酸は、こうしたダメージから体を守るため、尿の合成を促進させる働きをします。
その他にも、体内にあるカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルと結合することで、これらを、体内の必要とする所に運んでくれる働きをしてくれます。
この働きは、運動をして筋肉を動かした時に発生する疲労物質である乳酸をエネルギーに変えるため、疲労の回復を助ける効果があります。
さらに、アスパラギン酸は神経伝達物質でもあるため、主に興奮系の中枢神経に働きかけをする作用があります。
これによって、やる気をみなぎらせる効果も期待できることから、活力アップのためのサプリメントなどにも多く配合されています。
アスパラギン酸はアスパラ以外にも、サトウキビや発芽しかけのモヤシなどに多く含まれており、食事からも積極的に摂取することが可能です。
スタミナアップの効果があるため、精力の衰えを感じている人には積極的に摂取したい成分です。